こんにちは、サメ男です!前回は英会話レッスンで失敗するパターンその1についてお話しました。
しっかり聞きや~ゆう話やったね。
今回は失敗パターンのパート2です。では、Bさんの失敗談を見てみましょう。
失敗パターンその2:雑談だけでレッスンが終わってしまう
Bさんはマンツーマンのオンライン英会話レッスンを受講しています。予約が取りにくいので、初めての先生に当たることもしばしば。初対面なのでレッスンは自己紹介から始まり、そこから住んでいるところや趣味の話になって、そのままなんとなく終了してしまいます。仕事で使える英語を身につけたいのですが、「これで本当にできるようになるのかな…」と悩んでいます。
フリートーク中心のレッスンは楽しいけど、英語が身についている気がしないという話はよく耳にします。そもそも、フリートークは英語学習に効果があるのでしょうか?
ええ!ないの?
効果は、もちろんあります。
あるんかい!ビックリさせんといてっ!
相手の話を聞いて、自分の頭の中に浮かんだことをその場で英語に変換してしゃべるというのがフリートーク。これを英語でやるというのは、かなり難しいことなんです。いわばフリートークは、語彙や文法、瞬発力などあらゆる要素が求められる英会話の総合格闘技です!
まあ、格闘技ではないけどね。
しかも、フリートークで求められる瞬発力は、テキストをいくら読んでも、単語をどれだけ覚えても鍛えることができません。だから、フリートークはスピーキング力を上げたい人は絶対にやるべきトレーニングなんです。
やっぱり喋らな上手くならへんよな~。
でも、トークの中身まですべて先生任せでは、学習効果は半減してしまいます。そこで、フリートークレッスンを効果的にするための、ちょっとした工夫を紹介します。
教えて教えて!
トークの話題を自分で設定する
クロやんは自己紹介を求められたら、どう答える?
ベタなやつやと、I’m Kuroyan. I’m from Osaka, Japan.みたいな感じやな。
そうだよね。でも、それだけだとその先の話題は相手に自由に設定されてしまうんだ。
じゃあ、自分の仕事の説明をしたり、今日職場であったことを話してみたらどうなるかな?
え~っと、ワテはメーカーの営業やから、I work for a manufacturer. I’m in the sales department.やな。今日あったことゆうたら、Today our copy machine got broken.やわ。
いい感じ!それだけ仕事関係のネタを提供しておけば、きっと先生もその方向に話を展開させるはず。
なるほど。先生を上手いこと誘導するんやな。
ビジネス英語が学びたい人なら仕事寄りの話や企業のニュースなどについて話せばいいし、アカデミックな英語がやりたい人なら専門分野や最新の科学の話などが適しているでしょう。このようなネタ振りを自己紹介のタイミングでやっておくことをオススメします。自己紹介だからといって、いつも趣味を言っていたら、そっちの方向に話が進んでしまいます。自分がその日に話したい内容に応じて、自己紹介も変えましょう。
遠慮してんと、自分から動かなあかんねんな~。
やりたいことをはっきりとリクエストする
マンツーマンのレッスンなら内容や進め方についてはフレキシブルに対応してもらえるはずです。フリートークのトピック以外にも、「発音を直してほしい」や「文法の間違いを指摘してほしい」といった希望をはっきり伝えれば、先生はきっと対応してくれますよ。
対応でけへん先生やったら、次からやめとけばええしな。
ところで、クロやんは最近レッスンでどんな話をしたの?
昨日はたこ焼きの色んな食べ方を先生に説明したったわ~。
クロやんが身につけたいのはビジネス英語じゃなかったっけ?
あ、ほんまや。ほな、もうたこ焼きビジネスに参入するしかないな!
フリートークを変えずに現実の方を変えるというのは、とてもクリエイティブだ!